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メディアが騒いでいる自民党総裁選挙とは「闇の金」が左右するイベントだ(立岩陽一郎)

立岩陽一郎【ファクトチェック・ニッポン!】

 二階俊博幹事長を切ろうとした岸田文雄氏と、それを知って先手を打った形の菅総理。その結果、菅総理は出馬を断念し、岸田氏は一気に劣勢に追い込まれる。

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 当の二階幹事長は「俺はまだ旗振りしない」(9月6日付、日経新聞)とキングメーカーぶりを見せる。ある意味で予想通りの展開だ。



■二階幹事長は4年間で37億円超

 そこには二階幹事長に流れる巨額な「政策活動費」という「闇の金」がある。これは自民党議員、特に若手議員は無視できない。公表された最も新しい2019年の政治資金収支報告書によると年間で10億円超だ。16年の幹事長就任以後の4年間では37億円超にのぼる。更に20年も21年も支払われているだろう。支払う責任者は二階幹事長その人だ。

 その金が、どう使われたのか全くわからない。総務省も把握していない。まさに「闇の金」だ。これについて自民党は「適正に処理している」と回答。国会議員が自ら作った政治資金規正法上、問題ないということだ。通常、個人が所属する組織から資金の提供を受ければ所得として課税される。10億円を超えれば最高税率が課せられる。しかし、二階幹事長に渡った資金は、その対象にもならない。取材に応じた国税庁の元幹部は、それを認めた。

 では、何に使われているのか? 取材に応じた自民党関係者は、「幹事長のモチ代、氷代」と語った。「選挙の趨勢を決する資金」だという。もちろん、それは表に出せない。つまり買収に使われるということだろう。

 ちなみに、買収事件が発覚した19年の参議院選の直前だけで1億円超の資金が二階幹事長に流れている。今回の総裁選挙でその金を使うことも可能だろう。それ故に必ずしも大派閥の領袖ではない二階幹事長がキャスチングボートを握れるわけだ。

 自民党には多額の税金が入っている。政党交付金だ。19年では、党の収入の7割を占めている。自民党は二階幹事長に払った「政策活動費」は政党交付金からではないと説明している。

 しかし、財布は一つだ。納得できる説明ではない。つまり、メディアが騒いでいる総裁選挙とは「闇の金」が左右するイベントだとも言える。そして、どの候補もその問題には踏み込まない。少なからず恩恵にあずかっているからだろう。

 そういうシステムで選ばれたリーダーに国政のかじ取りが可能だろうか? 例えば、菅総理はある意味で最も恵まれた総理だった。すべきことは明確だった。国民の命を守る。そして財政均衡など考えずに国債を発行して税金を使えた。その結果、国会に諮らずに使える30兆円もの予備費を手にした。しかし、それを有効に使うこともできず、国民の命を守ることも十分にできなかった。

 当然だろう。「闇の金」の上に立つリーダーが税金をまともに使うことなど期待する方がおかしい。政治と金に「闇」のある政治家にこの国を預けてはいけない。これは奇麗事ではない。自分の財布の収支を説明できない政治家が国費を適切に使えるわけがない。当然の理だ。

(立岩陽一郎/ジャーナリスト)


引用:メディアが騒いでいる自民党総裁選挙とは「闇の金」が左右するイベントだ(立岩陽一郎)









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