感染発表巡り意見対立 知事と富山市長 ニュース 2020年04月01日 0 県内で初めて確認された新型コロナウイルス感染者の発表を巡って、患者が住む富山市と県のトップが互いの対応を批判している。森雅志市長は31日、石井隆一知事が市の会見前に概要を報道陣に説明したことに「パフォーマンスに走り過ぎだ。断片的な情報は不安をあおる」と抗議。一方、知事は県民にいち早く情報を公開し、注意喚起すべきと考えたとし「常識的で妥当な判断だ」と強調した。 中核市の富山市は独自に保健所を持っており、県との事前協議で、市内で感染者が出た場合は市が発表することになっている。■「極めて遺憾」 「詳細が分からない中で知事が会見したのは極めて遺憾だ」。31日午前10時半すぎ、富山市役所で始まった記者会見。森市長は語気を強め、市内の感染者を巡る知事の対応を批判した。 市長によると、市が感染者を把握したのは30日の午後7時すぎ。同8時半に第1報を報道各社にファクスした。行動履歴や濃厚接触者を調べた上で、31日に会見を開いて詳細を公表するとのスタンスを取った。 市幹部によると、当初は第1報も31日に出すつもりだったという。だが、県に相談したところ第1報をすぐに出すべきだと強く促され、最低限の情報を記した文書をファクスで流した。 30日夜の段階では、行動履歴や濃厚接触者を特定できていなかったという。市長は「このような事案は落ち着いてやらないと、患者との信頼関係が築けず、正確な情報が得られない。(知事が30日夜に)『市の情報が少ない、遅い』とか言っていたが、権限を越えた発言だ」と非難した。■「大方が理解」 知事は30日夜、市のファクスでの発表を受け、県庁で報道陣の取材に応じた。 31日午後1時半から始まった記者会見で市長の批判について問われると、「何か勘違いをしておられるのではないか」と不快感を示した。年度替わりで人の移動が激しく、広く注意を促していたさなかで感染者が確認されたため、できる範囲で県民に早く情報を伝える必要があったと訴えた。つづく≫≫≫引用:感染発表巡り意見対立 知事と富山市長 PR