関電役員、なぜ金品を受領したのか…岩根社長、辞任否定 ニュース 2019年09月27日 0 関西電力の八木誠会長(69)や岩根茂樹社長(66)を含む役員らが関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から、多額の金品を受け取っていた問題。社内調査の結果、総額が約3億2千万円相当にのぼり、受領者は計20人いることが新たに分かった。岩根社長が27日、大阪市内の本店で開いた会見で明らかにした。関電はこれを昨年秋に把握しながら、これまで公表しておらず、岩根氏は「不適切と判断はしていたが、違法という判断はしてないので、こういう対処をした」と釈明。自身や八木会長の報酬の減額処分を明らかにし、辞任も否定した。工事いらずで初期費0円のホームセキュリティ「リーフィー」 「社会の皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことを、深くおわび申し上げます」。約100人が詰めかけた同社の会見場で、岩根社長は立ち上がり、深々と頭を下げ、謝罪した。 社外の弁護士らを含む調査委員会が事実関係の調査にあたったのは平成30年7月から9月。同年3月に税務当局の調査が入ったのがきっかけだった。 調査委は、平成23年から30年の7年間にかけて、八木氏、岩根氏を含む計20人が総額3億2千万円の金品を森山氏から受け取っていたことを確認。そのうち、儀礼の範囲内のものを除いて、すでに返却されていると説明した。返さなかった儀礼的な品物としては、そうめんなど「企業のお中元や歳暮」を例にあげた。 岩根氏も「金品でななく、記念品的なもの」を受け取っていたことを認めた。品物は「預かったものを見ているわけではない。いわゆる金庫に保管した状況」とした。 ただ岩根氏以外に受領した社員の所属や、いつの時点で金品を返還したのかといった詳細は明らかにしなかった。 法律上の違反行為にはあたらないとの認識を示し、「対価的行為はなかった」と明言した岩根氏。自身の進退についても「会長とともに再発防止を確実に実施していく」とし、辞任を否定。社内の調査報告書は公表する予定はないとした。 しかし、金品を返したといっても、そもそも、なぜ当初から受け取りを拒めなかったのか。 「提供したのは地元有力者。返すとか、受け取れないといった場合、非常に厳しい態度で、先方も返却を拒んだ。その方との関係悪化を恐れて、返せるときに返そうとしていた」。岩根氏は、森山氏と関電との関係性が背景にあることをうかがわせたが、疑問は払拭しきれなかった。 27日午前の東京株式市場では、経営の先行き不透明感から関西電力の株価が急落。前日終値に比べ一時8%安をつけた。市場も厳しい目を向けている。引用:関電役員、なぜ金品を受領したのか…岩根社長、辞任否定 PR